男性2人組ユニットにはヒットの法則がある?
大塚和成です。
男性2人組ユニットって何かヒットをする印象ってみなさんお持ちではないでしょうか?
男性2人組アーティストの中でもアイドルのユニットは、ジャニーズの独壇場な印象です。
テゴマス(手越祐也&増田貴久、共にNEWS)、亀と山P(KAT-TUN・亀梨和也&山下智久)、トラジ・ハイジ(TOKIO・国分太一&KinKi Kids・堂本剛)など、グループの垣根を越えた多くのユニットがデビューし、大ヒットを記録してきましたよね?
「彼らはつんくさんがモーニング娘。のときにやっていたのと同じで、“シャッフルユニット”と言われるものです。野球のオールスターと同じで、本来なら見られるはずのないスター2人の競演が実現するのが最大の魅力です。
ヒットチャートの上位を占める2人組には男性アーティストが多く、古くは、忌野清志郎と坂本龍一のコラボ、吉川晃司と布袋寅泰によるCOMPLEX、小室哲哉とYOSHIKIによるV2などがあり、大きな話題になりました。統一性があるとしたら意外性!!
このように、意外性が高いほど注目されます。
2人組のアーティストには、大きくシンガーソングライター系、ロックバンド系、アイドル系という3つのカテゴリーに分けられ、それぞれヒットに結びつく特徴があるというらしです。
「コブクロ、ゆず、スキマスイッチのようなシンガーソングライター系は、2人の歌唱力、時代に即した曲を生み出す共感力が大切です。B'z、ポルノグラフィティ、VAMPSのようなロックバンド系は歌唱力に加えて、演奏力の高さが求められ、ビジュアルも重要です。前述したテゴマス、、亀と山Pのようなアイドル系は、華やかさだけではなく、ダンスやトークなど歌以外の部分で魅せる力も必要になってきます」
さらに、長く成功し続けている男性2人組アーティストの共通点は、「2人共に“キャラクター力”があること」だという。。。
これって難しい気がしますが。
「人数の多いグループでは人気が一部のメンバーに偏りがちで、人気の面で大きな差が出ることがあります。しかし、活躍を続ける2人組のアーティストには、どちらも埋もれることのない強い個性を持っています。ソロでも活躍できる力がある2人がタッグを組んでいることが大きな特徴です。
そのため、デュオのカラーと合わない楽曲を1人がやりたい場合に、ソロで活動することもありますよね。そうやって“ガス抜き”をしながら、時にはライバルのように切磋琢磨していけるのが、2人組の強み。もちろん、2人だけで活動しているため、1人の不祥事などで活動停止に追い込まれるリスクもありますが、そうしたケースは少数派。強い個性の2人が、お互いにないところを補い合っていくことができるのです」
卓越した音楽センスと強烈な個性を持った2人が“出会う”ことで、これまでにない新たな音楽が生まれる。
1+1は2ではなく、10にも100にも飛躍する可能性があるからこそ、2人が組んでやる意味があるわけです。それは、やってみなければわからない。予測できる範囲ならば、そこまで人を惹きつけることはないでしょう。誰も想像できないような化学変化が起きる2人組のアーティストが出てくることを期待したいですね。
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